還暦祝いの由来やお祝いの仕方について

お祝いのこと

似顔絵でもよくご依頼いただくご長寿祝い。

その中でも一番多いのが
還暦祝い

どんなお祝いかは知っている人が
多いと思います。

満60歳になった(数え年で61歳)お祝いで
赤いちゃんちゃんこと赤い帽子を被るお祝いです。

日本の平均寿命が男女ともに
80代の現代から考えると
満60歳なんてまだまだお若いと思ってしまいますが

昔は60歳まで生きられる人が珍しかったので
還暦というお祝いができたと言われています。

還暦とはどういう意味かご存じですか?

還暦は60年かけて
生まれた干支に戻るお祝いです。

暦(こよみ)を還(か)えす。
暦を一巡りするってこと。

60年かけて?と思いますよね。

干支っていうと
「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」を思い浮かべますが
実はココに十干(甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)を足した
十干十二支(じっかんじゅうにし)で見ます。

十干十二支は十干の10種類と十二支の12種類の掛け合わせなので
全部で60種類あります。

この60種類がぐるっと一周したお祝いが
還暦祝いになります。

ちなみに、2018年は戊戌(つちのえいぬ)。
今年生まれた赤ちゃんは戌戊生まれ。
次の戌戊が来ると還暦になります。

なんで赤いちゃんちゃんこ?

暦が一周して生まれた十干十二支に戻ったことから
「生まれ直し」つまり「赤ちゃんに戻る」という意味から
子どもの羽織つまりちゃんちゃんこを贈るという習わしが
生まれたという説もあります。

また赤色には魔除けの意味があるからという説もあります。

同じような赤色の例で
申年に赤い下着を贈ると
贈られた人は年を取ってから下の世話にならないなんて話も。

最近の還暦祝いは?

赤いちゃんちゃんこと帽子を着るのを
嫌がられる方も多いようです。

そのため、赤いちゃんちゃんこの代わりに
赤いシャツやネクタイ、スカーフを贈られる方もいらっしゃれば
赤いものというこだわらず
ご家族で食事や旅行に行かれたりという方も多いと聞きます。

似顔絵も還暦のお祝いの品として
たくさんのご依頼いただきます。

折角の還暦だからと
還暦衣装で書かせていただくことも多いですが

還暦という意味合いよりも
お祝いの品として似顔絵を贈りたいという方は
私服のままで「祝 還暦」の文字をお入れしたり
またはお伝えしたいメッセージだけの場合もあります。

いろいろなパターンがあります。

最後に
お祝いの仕方や贈り物は時代に合わせて変われども
還暦を迎えられたご両親やお祖父様お祖母様への
今までの感謝の気持ちやこれからの長寿を願う気持ちを伝え
お祝いするというのは変わりません。

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